保育士の面接でよく聞かれる質問12選|答え方のコツと準備のポイント

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「面接って、何を聞かれるんだろう…」

「どう答えればいいのか自信がない」

転職や復職を考えていると、面接に不安を感じることもありますよね。

特に保育士の面接では志望動機だけでなく、あなたの人柄や保育への考え方が見られています。

この記事では現役保育士や転職を考えている方向けて、

よく聞かれる質問とその意図、答え方のコツをわかりやすく解説します。

この記事を読むことで、

  • よく聞かれる質問に対する自分なりの答えを整理できる
  • 自信を持って面接に臨めるようになる
  • 面接官に「一緒に働きたい」と思ってもらえる伝え方がわかる

などのメリットがあります。

よかったら参考にしてみてください。

目次

保育士面接でよく聞かれる質問とは?

保育園の面接官が見ているのは、「あなたがどのように園に貢献してくれるかどうか」です。

質問はあなたのスキルだけでなく、人柄や職場での協調性を見極める材料でもあります。

よく質問されるリストを把握して、しっかり対策していきましょう。

質問は大きく3つのカテゴリに分けられます。

  • 人柄を知る質問(例:長所・短所など)
  • 保育への思い・スキルに関する質問(例:保育観、接し方など)
  • 職場との相性を探る質問(例:チーム連携やストレス対処など)

どのカテゴリでも「これを言えれば正解」というものはないので、まずはあなたらしさをしっかり伝えていきましょう。

保育士の面接でよくある質問と回答のポイント

ここでは、面接で頻出する12個の質問について「意図」「答え方のコツ」「例文」を紹介します。

未経験の方も、経験者の方も、自分の経験に置き換えて答えを準備しておきましょう。

質問1:自己紹介をしてください 

自己紹介では「あなたがどんな人物か」を端的に伝える必要があります。

簡潔に経歴と性格、保育への思いを伝えましょう。

例文:
「はじめまして。
〇〇保育専門学校を卒業後、2年間認可保育園で勤務しておりました○○と申します。

子ども一人ひとりに寄り添い、安心できる関係づくりを大切にしています。
明るく丁寧な対応を心がけながら、保護者や職員の方々とも信頼関係を築ける保育士を目指しています。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

質問2:志望動機は何ですか?

 志望動機ではなぜその園を選んだのかや共感できるポイントを伝えましょう。保育指針に共感しつつ、この園で自分がどのように貢献できるのかもアピールしていきましょう。 

例文:
「貴園の『子ども主体の保育』という方針に共感し、志望いたしました。

私自身もこれまで、一人ひとりの気持ちに丁寧に寄り添う保育を大切にしてきました。
貴園でも貢献できると考えております。」

質問3:当園を選んだ理由は? 

志望動機とかぶる部分があるかもしれませんが、保育方針だけでなくホームページや園見学で得た印象を踏まえると効果的です。

例文:
「ホームページで職員の皆さんが楽しそうに子どもと関わっている様子を拝見し、温かい雰囲気に惹かれました。
園見学の際も、保育士同士の連携がスムーズで、子どもたちが安心して過ごしている様子が印象的でした。」

質問4:あなたの長所・短所は?

 あなたの長所や短所では、保育士に活かせる部分をアピールしましょう。

また、短所をどう改善しているかも伝えると自己PRにつながります。

例文:
「長所は、相手の立場に立って物事を考えられるところです。
保護者の方や子どもたちとも丁寧に関わることを大切にしています。

一方で、慎重になりすぎるところが短所ですが、最近は優先順位を意識しながら行動するよう心がけています。」

質問5:保育士を目指した理由は?

保育士を目指した理由では「なぜそう思ったのか」という原体験や、自分の気持ちが変化していったストーリーを交えて話しましょう。

たとえば、

  • 幼い頃に弟や妹の面倒を見ていた経験
  • 保育園で出会った先生との関わり
  • 実習中に感じたやりがいや葛藤

こういったエピソードがあると、その人がどんな背景で保育士を目指したのかが伝わりやすくなります。

例文:
「小学生の頃から近所の子どもたちと遊ぶのが好きで、『保育士になりたい』という夢をずっと持っていました。

保育実習で実際に子どもと関わるなかで、一人ひとりの成長に寄り添える仕事にやりがいを感じ、この道を志しました。」

質問6:子どもへの接し方で大切にしていることは?

この質問ではあなたの保育観や価値観が問われる質問です。

「寄り添う」「一人ひとりを見る」などの言葉に加えて、なぜそう思うようになったのかという原体験や、それをどのように実践しているかまで伝えると、説得力が増します。

例文:
「子どもが安心して過ごせるよう、“話を最後まで聴く”ことを大切にしています。
気持ちを受け止めることで信頼関係が深まり、自己肯定感にもつながると考えています。」

質問7:苦手な保護者対応があったらどうしますか?

この質問では苦手な相手にどう冷静に対応できるか、トラブルを防ぐ意識があるかが見られています。

感情的にならず、まずは報告・連絡・相談を徹底し、園全体で対応する姿勢を伝えましょう。

連携や信頼関係の大切さも一緒に述べると印象が良くなります。

例文:
「まずは保護者の方の立場やお気持ちを想像し、冷静に丁寧な対応を心がけます。
そして一人で抱え込まず、チームで情報共有をして、適切な対応を検討することを大切にしています。」

質問8:チームで働くうえで意識していることは?

この質問では職員間の連携を円滑にするための姿勢や考え方を見られます。

報告・連絡・相談をこまめに行うことや、相手の立場に立って配慮する姿勢を伝えると好印象です。

協調性があるか、チームで働ける人かどうかを判断されるポイントです。

例文:
「報告・連絡・相談を基本としながら、相手の状況を考慮した声かけを意識しています。
感謝の気持ちを伝えることで、より良い関係性が築けるように心がけています。」

質問9:どんな保育士になりたいですか?

この質問ではあなたの将来のビジョンや保育士としてどう成長していきたいかを見ています。

「子どもに信頼される保育士」「保護者や同僚に頼られる存在」など、

理想像を具体的に伝えつつ、努力していることや今後の目標を交えると、成長意欲が伝わります。

例文:
「子どもたちが『この先生がいて安心』と思えるような、信頼される保育士になりたいです。
日々の関わりを通して、子どもたちの心に寄り添える存在でありたいと思っています。」

質問10:ストレスの解消法は?

この質問ではストレスとどう向き合っているか、自己管理能力が見ています。

趣味やリフレッシュ方法など、前向きに切り替える工夫があると好印象です。

「休息をとる」「誰かに相談する」など、仕事に悪影響を与えない工夫を具体的に伝えましょう。

例文:
「休日は自然の中を散歩したり、好きな音楽を聴いたりしてリフレッシュしています。
オンオフの切り替えを意識して、仕事に前向きな気持ちで向き合えるようにしています。」

質問11:前職を辞めた理由(転職者向け) 

この質問では、退職理由からあなたの価値観や職場選びの軸があるかを見ています。

たとえ人間関係や労働環境が理由でも、

「より良い保育を目指したい」「自分の強みを活かしたい」など、

前向きな転職理由に言い換えると好印象です。

ネガティブな印象を与えないよう慎重に伝えましょう。

例文:「前職では貴重な経験を積ませていただきました。
より保育に集中できる環境で成長したいと考え、転職を決意しました。
これまでの経験を活かしながら、心機一転、新たな環境で頑張りたいと考えています。」

質問12:質問はありますか?

この質問は、園への関心や働く意欲を示すチャンスです。

「実際の1日の流れ」「研修やサポート体制」「先輩保育士の雰囲気」など、前向きで具体的な質問をすると好印象です。

逆に、待遇面ばかりを聞くと不安視されることがあるのでバランスに注意しましょう。

例文:
「新人保育士へのサポート体制について教えていただけますか?」
「日々の保育の中で、特に大切にしている園の取り組みがあれば教えてください。」

「うまく話せない…」そんな時こそ、誠実さが響く

どんなに準備しても、緊張してうまく話せないこともあります。

しかし大切なのは、自分の言葉で誠実に伝えることです。

明るい表情や丁寧な受け答えを心がけるだけで、印象はグッと良くなります。

「この人と働いてみたい」と思ってもらえるように、

園の先生になった自分をイメージして答えると、自然と言葉が出てきやすくなりますよ。

面接で後悔しないために。園見学前にやっておくべきこと

面接は、事前の準備が結果を大きく左右します。

後悔しないためにも、応募先の園についてしっかり理解しておくことが大切です。

園のホームページや理念をよく読み、どのような保育方針を大切にしているのかを把握したり、

もし園見学が可能な場合は、ぜひ実際に足を運ぶことをおすすめします。

保育士同士の関わり方や子どもたちの様子、施設の清潔さなど、

ホームページだけではわからない情報を得られる貴重な機会です。

見学の際は、以下のポイントを意識して見ると良いでしょう。

  • 保育士の表情や雰囲気
  • 子どもたちの様子
  • 施設の環境や整理整頓状況
  • 掲示物やカリキュラム

見学の最後に質問する機会がある場合は、

「新人保育士のサポート体制」や「行事の準備にかかる負担」など、

自分が気になる点を聞いておくと安心です。

まとめ:安心して本番に臨むために

面接は、誰だって緊張するものです。

うまく話せるか不安になったり頭が真っ白になってしまったりするのも、決してあなただけではありません。

大切なのは、あなたの言葉で、あなたなりの思いをまっすぐに伝えることです。

どんな質問にも「自分だったらどう感じるか」「どんなふうに向き合ってきたか」を

素直に考えて向き合っていけば、それがあなた自身の強みになっていきます。

無理に自分を大きく見せなくても、ちゃんとあなたらしさは伝わります。

だからこそ、自分の保育への想いを信じて行動していきましょう。

「それでも、ひとりで転職活動を進めるのは不安…」という方もいるかもしれません。

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