保育園の人間関係がつらい… 。保育士ならではの悩みと対処法を紹介

保育園の人間関係がギスギスしていて辛い…

もう辞めたいけど、転職先でも同じように悩むかも…

そしたらまた転職しないといけなくなる…?

どうしたら人間関係が楽になるかな…

このような悩み全てこたえます。

この記事を読むと分かること

  • 保育士のどんな人間関係で悩んでいるのが分かる
  • 転職して同じように悩まないためのコツが分かる
  • 人間関係で悩まないための対処法が分かる

この記事を読むと、人間関係に悩まなくなり、保育と向き合えるようになります。

目次

筆者の経歴はこちら。

転職4回経験保育士7年目のハクモクレン
  • 新卒で「楽しそうだから」という理由で実習先に就職。
    系列の新設保育園に異動。実力もなくやりたかった保育がなかなかできずに転職。
  • 地元の「子供の能力を伸ばす」に注力している保育園に「保育士として学べそう」と転職。
    いざ入ってみると、休日研修の代休もなし・研修費や行事準備の残業代は出ず。
    勉強になったこともたくさんあったけどスパルタすぎてギブアップ。
  • 大手の企業型保育園に転職。安定しているかと思いきや、給与・ボーナスが過去最低。
    新園のためか保育士の人間関係がかなり悪く、よく揉めがち。
    早番のシフトが週4日と多く体と精神を病み、休職→退職。
  • 体調復活してから法人の保育園に転職(ここで転職かなり気を付けました…!)
    代休等はないけど、ある程度有休とりやすい環境。
    給与・ボーナスもしっかりもらえる。
    人は多いけど書類や行事準備が多い。今一番安定している。

筆者も人間関係で悩んできて、実際に転職も経験しているので信憑性はあるかと思います。

保育士ならではの悩みはこの4つ

保育園の人間関係が辛い!悩みをケース別に紹介

保育園の人間関係は独特で、毎年クラスが変わるたびに担任が変わります。

いろんな人と強制的に関わるので、どうしても「この人…ちょっと合わないな…」と思うこともありますよね。

そんな保育士ならではの悩みはこちらです。

  • 園長や上司と保育観や仕事のやり方が合わない
  • 先輩保育士が自分にだけあたりが強い・厳しい
  • 自分の思うようにならないと不満や悪口をいう保育士がいる
  • クラス担任とうまくコミュニケーションがとれない

詳しく解説します。

保育園の園長や上司との保育観や仕事のやり方が合わない

保育園の園長や上司との保育観や仕事のやり方が合わないことがあります。

子供のために何ができるかをお互い考えているが故に、意見がぶつかってしまいます。

クラスを運営している保育士さんは、子供を実際に見て

どんな保育をしていったらいいかを考えてますよね。

そのアイデアを上司や園長の考えと合わずに却下されてしまった…。

1回や2回なら分かりますが、積み重なってしまうとプレッシャーになってしまいます。

「子どもの姿に合わせた保育がしたい」とアイデアを持って行っても

理解されなかったり、違う方法を提案されて、苦労している保育士さんが多いようです。

先輩保育士が自分にだけあたりが強い・厳しい

先輩保育士が自分にだけ、当たりが強くて厳しいと悩んでいる保育士さんが多いです。

理不尽に厳しいと、保育がどんどんやりづらくなってしまい、悩んで辞めてしまう方も多いようです。

Twitterでアンケートを取ったところこんな結果となりました。

正直、先輩保育士がどうしてそのような態度を取っているのか、わからないことがほとんどです。

もしかしたらあなたが何かしたのか、しなかったのか…。

その日の機嫌や体調が悪かったのか、単純に合わないだけなのか、原因はその人にしかわかりません。

理由もわからないまま、先輩が圧迫感のある態度を取り続けていると、

ストレスに感じてしまう保育士さんが多いようです。

自分の思うようにならないと不満や悪口をいう保育士がいる

自分の思うようにいかないと、他人の悪口をいう方がいます。

自分では悪口だと自覚がないこともあり、質が悪いです。

不満や悪口を言う人は指摘しても、残念ながら取り合ってはくれません。

悪口を言う保育士さんを相手にしないのが一番ですが、

無視していると自分が攻撃されてしまうかもと不安に感じますよね。

指摘もできずに悪口を聞かされ続けて、どんどん疲弊していってしまうようです。

クラス担任とうまくコミュニケーションがとれない

クラス担任とコミュニケーションが出来ないと悩む保育士さんも多いようです。

クラス運営は自分の意見だけでなく、相手の考えも合わせて連携を取っていく必要があります。

相手との信頼関係が十分にできていないと、お互いにやりたい保育は何かを引き出せません。

クラス運営の連携も取れなくなってしまうと、「これでいいのかな?」と保育に自信がなくなってしまうようです。

保育士の保護者対応の悩みの代表はこの2つ

保育士の保護者対応の悩みの代表はこの2つ

次は保護者対応に関する悩みです。

保護者対応はぶっちゃけ、一番難しい支援だと私は思っています。

家族ごとに課題も違いますし、保育に対する理解や知識にも個人差があるからです。

保護者との信頼関係を築き、保育園の考えを理解してもらうには、地道に努力していく必要があります。

詳しく紹介します。

保護者との信頼関係ができず、子供の普段の様子が分からない

保護者との信頼関係ができていないと、こちらの要望も聞いてもらえなくなり、

家庭の子供の姿も話してもらえなくなってしまいます。

子供の家での様子が見えにくくなると、保育園と連携をとっての支援が難しくなってしまいます。

日頃から保育園での子供の様子を丁寧に伝え、積極的に関わることで信頼関係が築いていきますが、

家庭によっては、時間がかかってしまい、悩む保育士さんが多いようです。

保護者から保育園側へ要求・クレームが多い

「もっとこうしてほしい」「○○な保育にしてほしい」と要望が多い方もいます。

そういった意見は大事ですが、すべて言う通りにするわけにはいかない場合もありますよね。

いつもクレームを言われてしまうと、聞いている保育士側も疲弊してしまいます。

保護者の気持ちを受け止めていきたいと思いつつも、今の保育の現場で受け入れきれないという状況もあり、

保護者の気持ちもわかるけど、出来ないこともある…と、

今の保育現場と保護者との板挟みになってしまう保育士もいるようです。

保育士の人間関係の悩みは尽きない?具体的な対処法を紹介

保育士の人間関係の悩みは尽きない?具体的な対処法を紹介

絶対に、周りの悪口を言わない

どんなに保育園の誰かに不満を持っていても、職員の悪口を決して、言わない方がいい。

誰かの悪口を言うことは、あなたにとって損しかありませんから。

いつか相手の耳に入ることもあるかもしれませんし、

あなたを「この人は悪口を言う人なんだ」という印象を持たれてしまいます。

職場の悪口をどうしても言いたい場合は、職場以外で言うようにしましょう。

保育士を「仕事」として割り切る

仕事として割り切り、自分の仕事に向き合いましょう。

保育園内の人間関係に悩みすぎてしまって、あなたが疲弊したり心を病んでしまうなら、

仕事として割り切ってしまった方が、メンタルにもいいし、続けやすいからです。

子供とのかかわりには心を砕く必要はありますが、

保育者同士では仕事以外のことは話さないようにしましょう。

保育関連で話したいと思っていたら、保育業界で集まれるサークルやオフ会を利用するのも有効です。

保育園の人間関係で悩んだら、一人で抱え込まないで相談した方がいい

保育に関する悩みは一人で抱え込まずに、信頼できる人に相談しましょう。

一人で抱え込んでばかりいると、極端な思考になってしまい自分を追い込んでしまうからです。

職場の人じゃなくてもいいので、相談できる場所や人も持っておくと、心を壊さずにいられます。

保育園内で合わない人がいたら、深く関わらないと決める

保育園で自分に合わない人とは、出来るだけ関わらないようにしましょう。

無理して仲良くなろうとして、相手にプライベートの話をしたり、聞きに行こうとしたりなくていいです。

ただし合わないからと言って無視するのではありません。

あいさつや仕事に関係のある話は共有して、円滑に進められるようにしつつ、

仕事以外の内容は自分から教えないようすればいいのです。

どこまで伝えてもいいかあらかじめ考えておくと、根掘り葉掘り聞かれた時に役に立ちます。

保育園転職しても同じ悩みがまた…。悩まないための考え方を伝授

保育園転職しても同じ悩みがまた…。悩まないための考え方を伝授

「悩みが解決しそうにないな‥。よし、転職しよう」と思うかもしれませんが、

ちょっと落ち着いてください。

「辛かったら転職して環境を変えよう」という方も多いですが、

転職してもいつか同じ悩みにはぶつかってしまいます。

保育業界はどこも人手不足なので、同じ悩みにあたる確率が高いです。

保育業界全体で改善してからじゃないと、転職しても解決しません。

あなたが転職を視野に入れて行動しようとしているなら、その前に考えなくてはいけないことがあります。

きちんと納得して転職ができるように、立ち止まって考えてみましょう。

転職した保育園でも、同じ悩み事に遭遇する可能性はあると知っておく

別の保育園でも同じ悩み事に遭遇する可能性はあると知っておきましょう。

同じ保育業界なので、同じ悩みにぶつかる可能性が高いからです。

転職するとしたら、保育業界以外の方が同じことで悩まされないかもしれません。

もし保育業界を続けていきたいのであれば、「転職する」以外のカードで勝負しないといけません。

「悩まなくて済むにはどう考えたらいいのか」を改めて考えるきっかけにしましょう。

転職を繰り返さなくて済むように、「自分はこういう課題があるんだ」と向き合い、

どうやって改善できるのか考えて、行動してみましょう。

相手は変えようとせずに、自分の行動を変える

相手は変えられないので、自分の行動を変える努力をしましょう。

他人を変えようとするのは自分のことを変えようとするよりも難しく、成功率が低いからです。

他人が原因で悩んでいる場合は、周りに相談して助けてもらったり、

相手と一定の距離を取って近づかないようにしたりするなど、

自分で決めたルールや行動をとっていきましょう。

あなたが合わないと思っている方と同じ職場にい続けるのであれば、

自分が納得できるような理屈を作っていくしかありません。

「この人はこういう人なんだ」と、少しでも自分が納得がいくアイデアを見つけていきましょう。

転職で本当に解決するのか、客観的に自己分析する

転職で本当に解決するのか、客観的に自己分析しましょう。

悩んでいる時って割と感情的で、自分を中心において考えていることが多いからです。

冷静に考えていないなと感じたら、問題を俯瞰してみる必要があります。

  • あなたを取り巻いている悩みが一時的なものなのか、来年も続きそうなのか
  • もし来年も続くようならどうやって対策すれば乗り切れそうか
  • できるだけ感情を抜きにして、どうすれば解決できそうか、具体案を書き出してみる

改めて、あなた自身が何に困っているのか、どうやったら解決できそうかを冷静に振り返ってみると、

転職以外の解決方法が見つかるかもしれません。

保育園を転職する前に。できることをやり切ってから転職しよう

保育園を転職する前に。できることをやり切ってから転職しよう

保育園の人間関係に悩んで転職するなら、できることはやり切ってからにしましょう。

転職しても、同じように悩んで苦しい思いをする可能性があるし、

自分で課題に向き合って行動して、納得してからじゃないと後悔するかもしれないからです。

今の悩みが転職先でも起きても大丈夫だって言えるように

自分を守っていく術を身に付けてから転職を検討しましょう。

あなたが保育士として活躍できることを心から応援しています。

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