「もう限界かも…でも年度途中で辞めるのって、やっぱり非常識?」
保育士として働く中で、心も体もボロボロになりながらも「年度末まで頑張るべき…?」と自分を責めていませんか?
結論から言えば、保育士は年度途中でも辞めることができます。
ただし、スムーズに辞めて次の職場でスタートを切るには、いくつかの注意点があります。
この記事では、筆者自身の体験談をもとに、年度途中で退職・転職する際のポイントをお伝えします。
「年度末まで待てない」「今すぐにでも辞めたい…」と思っているなら、無理して年度末まで我慢しなくて大丈夫。
まずはあなたに合う選択肢を知ることから始めてみませんか?
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年度途中でも保育士は退職できる?

まず大前提として、保育士であっても年度途中に退職することは可能です。
民法627条によって、正社員であれば「退職の2週間前まで」に申し出れば退職できます。
契約社員やパートの場合も同様ですが、契約内容によって異なるため、雇用契約書を確認しておきましょう。
✅年度途中で退職する際のポイント
- 退職希望の2週間前までに意思表示すれば法的には問題なし
- 契約社員・パートは契約期間の定めがある場合もあるので要確認
- 「年度末に辞めるのが常識」はあくまで“業界の慣習”でしかない
- ただ、もめたくないのであれば、年度末退職が望ましい
私も年度途中で退職すること自体、とても心苦しかった記憶があります。
法律上は問題なくても、職場の空気や慣習が気になってしまう方も多いはずです。
「なんとなく年度末まで頑張るべきなのかな…」と感じてしまうのは、保育業界特有の事情も関係しています。
では、なぜ保育士の退職は“年度末が当たり前”とされるのでしょうか?
なぜ保育士は「年度末退職」が当たり前なのか?

保育士の仕事は4月スタート・3月終了という「年度」に合わせてスケジュールが組まれています。
クラス担任制の場合は子どもたちの1年の成長を見守るという義務のもと、責任感も強くなるため、
「年度途中で辞めるのは申し訳ない」と感じる方が多いのです。
また、「先生が辞めたら子どもがかわいそう」など、周囲からのプレッシャーを感じることも少なくありません。
でも、それで自分が壊れてしまっては元も子もありません。
体調や心の限界を感じたときは、「自分を守るために退職する」という選択も大切です。
同僚からの心ない言葉に悩んでいませんか?
退職の意向を伝えると、以下のような言葉をかけられることもあります。
- 「子どもがかわいそうだよ」
- 「責任感がないんじゃない?」
- 「他の先生に負担がかかるよ」
私も実際に言われたことがあります。
でも、これらはあなたの罪悪感を刺激して、引き留めるための言葉にすぎません。
気にする必要はありません。
あなたの人生はあなたのもの。辞めたっていいんです。
周囲の声よりも、自分の心の声に耳を傾けてみてください。
今の保育園で働き続けるのがもう難しいのであれば、プロのサポートを受けて行動していきましょう。
私もサポートを受けて「もう一度頑張ってみよう」と思える職場に出会えました。
今つらいと感じているあなたも、まずは一歩踏み出してみてください。
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【体験談】私が年度途中で退職した理由

私も実際に年度途中で休職しました。
人手不足の保育園で体調を崩してしまい「もうこれ以上働けない」「けど働けないなら消えたい」とまで思っていました。
休職して少しずつ体調が戻る中で「このままここで働き続けるのは無理かもしれない」と冷静に思えるようになったんです。
退職を決意したとはいえ、すぐに不安が押し寄せてきました。
「条件を妥協してでも、早く転職先を決めるべきなのかな…」
「でも、また同じような職場でつらい思いをしたらどうしよう」
「そもそも、年度途中で求人なんて本当に見つかるの?」
焦る気持ちと不安の間で揺れ動きながら、「この決断は間違っていたのかもしれない。けど…」と悩む日々が続きました。
そんな焦りと不安の中で動き出した転職活動でしたが、プロのサポートを受けて納得できる職場に出会えました。
あの時決断して本当に良かったと思います。
年度途中の転職で面接時に必ず聞かれること
どの園でも必ず聞かれたのが
「どうして年度途中で辞めたのですか?」という質問です。
年度途中の退職なので、理由がどうしてもネガティブなものが多くなってしまいます。
なので私は、ネガティブな理由とあわせて「反省を生かして今後はどのように貢献していきたいか」を伝えるようにしていました。
例文:「体調を崩し、一時的に休職しておりましたが、医師の指導のもとで十分に休養を取り、現在は回復しております。前職での経験を通じて、体調管理の重要性を改めて実感しました。今後はより一層自己管理に努め、安定した勤務を継続していきたいと考えております。」
保育園での面接でよく聞かれる質問をまとめました。詳しくはそちらからどうぞ。

年度途中の転職を成功させるために意識したこと

年度途中での転職を成功させるには、焦って決断するのではなく、しっかりと準備することが大切です。
私は体調や心の安定を第一に考えながら、自分に合った園と出会うために、次の4つを意識して行動しました。
- 体調や心の安定を最優先にする
焦って1日に何件も面接したくなりますが、無理せずに進めていくことが大切です。焦ると良い判断もできません。 - 自分の希望条件を書き出してブレない軸を作る
譲れること・譲れないことを明確にしておきましょう。 - 求人は少ないが、希望に合う職場は必ずあると信じて探す
妥協せずに探し続けることで、理想に近い職場と出会えます。交渉も有効です。 - 情報収集は効率的に行う
一つの方法にこだわらず、選択肢を広げるのが成功のカギです。転職を一人でやろうとすると、情報収集だけでもいっぱいいっぱいになってしまうので、転職サイトのサポートを使って賢く情報収集しましょう。
まとめ|年度途中で辞めてもいい。まずは自分の人生を守ろう

保育士が年度途中で辞めるのは、簡単な決断ではありません。
「無責任だと思われるかも…」「周りに迷惑をかけるかも…」と悩む気持ちも、よくわかります。
でも、心や体が限界を迎える前に「自分の人生を守る」という選択も必要です。
仕事は人生の一部。
あなたが無理なく、心地よく働ける環境を選ぶ権利は、誰にでもあります。
- 本当に自分がやりたいことは何か?
- どんな働き方が、自分にとって心地よいのか?
- どんな人たちと一緒に働きたいのか?
そんなことを、今一度立ち止まって考えてみませんか?
もしこの記事を読んで「少し前向きになれたかも」と思えたなら、次はあなたに合う園を探す行動を始めましょう。
保育エイドなら、あなたの経験や気持ちを丁寧にヒアリングしたうえで、無理のない働き方を一緒に考えてくれます。
まずは話を聞いてもらうだけでも構いません。
あなたにとっての「ちょうどいい職場」と出会うための第一歩を、ここから始めてみませんか?
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後悔しない転職のために、賢く行動していきましょう。
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