今までも頑張っているのに、どうして報われないんだろう…
もうこれ以上どう頑張ればいいの?
このままここで頑張っていても将来が見えない…
でも年度途中に辞められるの…?
このような悩みに全てこたえます。
この記事を読むと分かること
- 年度途中に辞められるのかどうかが分かる
- 年度途中に転職する時の注意点が分かる
- 実際に年度途中に退職した私の体験談が分かる
筆者の経歴はこちら
- 新卒で「楽しそうだから」という理由で実習先に就職。
系列の新設保育園に異動。実力もなくやりたかった保育がなかなかできずに転職。 - 地元の「子どもの能力を伸ばす」に注力している保育園に「保育士として学べそう」と転職。
いざ入ってみると、休日研修の代休もなし・研修費や行事準備の残業代は出ず。
勉強になったこともたくさんあったけどスパルタすぎてギブアップ。 - 大手の企業型保育園に転職。安定しているかと思いきや、給与・ボーナスが過去最低。
新園のためか保育士の人間関係がかなり悪く、よく揉めがち。
早番のシフトが週4日と多く体と精神を病み、休職→退職。 - 体調復活してから法人の保育園に転職(ここで転職かなり気を付けました…!)
代休等はないけど、ある程度有休とりやすい環境。
給与・ボーナスもしっかりもらえる。
人は多いけど書類や行事準備が多い。今一番安定している。
こんな経歴を持つ私だからこそ、言えることがあると思います。
ちなみに、保育士の転職活動に必要な転職エージェントや私自身の体験談なども紹介しています。
気になる方はぜひのぞいてみてくださいね。リンクはこちら→保育士転職に強い転職サイト・転職エージェントおすすめ3選
それでは行きます。
年度途中に辞めるのは可能。だけど注意点はある
年度途中で辞めることは可能です。
民法で守られているので、遅くても2週間前に退職の意向を伝えれば辞めることは可能です。
(期間の定めのある雇用の解除)
第六百二十六条 雇用の期間が五年を超え、又はその終期が不確定であるときは、当事者の一方は、五年を経過した後、いつでも契約の解除をすることができる。
2 前項の規定により契約の解除をしようとする者は、それが使用者であるときは三箇月前、労働者であるときは二週間前に、その予告をしなければならない。
(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
2 期間によって報酬を定めた場合には、使用者からの解約の申入れは、次期以後についてすることができる。ただし、その解約の申入れは、当期の前半にしなければならない。
3 六箇月以上の期間によって報酬を定めた場合には、前項の解約の申入れは、三箇月前にしなければならない。
(やむを得ない事由による雇用の解除)
第六百二十八条 当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。
民法(明治二十九年法律第八十九号)https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=129AC0000000089
注意点はあなたの今の雇用形態です。
正社員の場合は遅くても2週間前に言えば民法上はやめられます。
契約社員やパートは、2週間前に伝えたら契約の解除が可能と明記されていますが、
契約期間と規約があるので、辞める前に契約内容の確認を必ず行いましょう。
保育士が年度途中で辞める躊躇する理由は?
年度末だろうが途中だろうが退職は可能なはず。
しかし保育士は、年度末の退職が当たり前になっています。
どうして年度途中の退職を躊躇ってしまうのでしょうか?
原因は2つあると私は考えています。
保育園のシステムが辞めにくくさせている
原因のひとつは保育園のシステムです。
保育園の生活は「4月スタート3月終わり」で行事や予定が組み込まれます。
子どもの成長を見守り、必要な保育をクラスで考え計画し実践するため、
1年間、保育士が責任をもって子どもや保護者と関わることを求められることもあり、
「自分が辞めると周りの人に迷惑をかけるのでは…」
そう考える保育士の方が多く、途中で退職することを躊躇わせてしまいます。
※保育園のシステムは子どもが学校生活に慣れるために必要な習慣ですし、否定するつもりはありません。
保育関係者の心無い言葉について
年度途中に辞めたくて退職の意向を伝えた時に、同僚や上司から心無い言葉を言われることがあります。
よく言われるのは
子どもがかわいそう
無責任なんじゃない?
他の保育士の負担が増えそう…
そんなことで辞めるの?
などです。
今まで一緒に頑張ってきた同僚に言われたら…
「迷惑かけられない」と感じて、年度途中に辞めたいと言えなくなってしまいますよね。
ぶっちゃけこれ、全部気にしなくていいです。
あなたの責任感と罪悪感を刺激してくるだけなので、本当にフル無視いい。
自分を責めないで、あなたが本当に活躍できる保育園を探してほしい。
【体験談】年度途中で休職した話
私も年度途中に休職し、その後退職した経験があります。
当時は本当に参っていたので、年度末まで働けない…と感じていました。
働けないなら…消えるしかないと思っていました。
休職して体調が回復したら冷静になったけど不安はありました。
年度途中で退職に踏み切れたのは、年度途中じゃなくても求人があったからです。
この時は私はこんな風に悩んでいました。
何でもいいから条件も妥協して今すぐ働ける保育園に行かなきゃ…!
しかし、また同じような条件で保育園を決めたらまた失敗するかも…
だけど、年度途中から働ける保育園なんて見つかるの?
あぁもうどうしよう…
休職中、毎日葛藤していました。
このまま休職し続けられない…
けど、辞めるタイミングで転職先が決まるかどうか分からない…
さんざん悩んで、いろんな人に相談してもらった結果、
年度途中でも希望の条件で雇ってくれる保育園を探そうと決意しました。
想像通り、希望の求人はそう簡単には見つかりませんでした。
けど、諦めずに転職活動を行った結果、希望の条件に合う保育園に転職できました。
転職活動をしている時にやったのはこの3つ
- 休職中に体調を整える
- 複数の転職エージェントに登録して希望を伝える
- 該当しそうな保育園に面接をしに行く
本当はもっと準備も必要でした。
けど2か月で転職先を決めないといけなかったため、ハードスケジュールを組くんでこなしました。
その時、実際に使った転職エージェントはこちらです。
- ほいく畑
※短時間の勤務をしようかと考えた時にほいく畑に相談しました。時短勤務希望の方におすすめ。 - 保育バランス
※小規模保育に興味があって登録しました。時間外労働がほぼなしなのは魅力的でした。 - マイナビ保育
※大手なので安心して相談できました。希望条件に合った非公開求人もあります。
年度途中で辞めるのってかなり勇気がいる
年度途中で辞めるのかなり悩みましたし、すごく不安でした。
これを読んでいるあなたも、年度途中で辞めるかどうかをかなり悩んでいるはず。
私自身、年度末まで耐えられるか分かりませんでした。
だからこそ、諦めずに転職活動を続けるしかありませんでした。
けどこれが功を奏して、自分らしく活躍できる保育園を見つけられたのです。
ぶっちゃけこうやって書くと、うまい話のように聞こえるかもしれません。
体験談ってちょっとむかつきますよね(笑)
正直、かなりギリギリのタイミングで決まったんですよね…
あと1週間採用が遅かったら、家無しになるところだったので…。
けど「もうここでいいや」と諦めて、いつものように転職していたら。
きっと後悔していましたし、また転職を繰り返していたでしょう。
正直、年度末まで耐えられるなら、働ききってから辞めた方がいいです。
けどもし耐えられなくて、年度途中で辞めようか悩んでいるなら、今すぐ行動しましょう。
「どんな保育園なら働きやすいか」を決めて転職先の情報収集を行い、あなたが活躍できる保育園を見つけていきましょう。
転職エージェントによくある疑問
転職エージェントはあなたの転職をサポートしてくれます。
転職エージェントと聞くと、怪しいイメージが付きまとうかもしれません。
どこに転職するのか、最終的な判断はあなたがしなくてはいけませんが、
サポートを賢く活用して、有利に転職を進めていけば、年度途中の退職もしやすくなります。
転職エージェントに有利になる求人を紹介してくる?
転職エージェント側に有利になる求人を紹介してくる場合もあります。
その時は、自分の希望に適しているのか判断して、違うのであれば断ってOKです。
私自身も、転職エージェントに有利な職場を紹介されたことあります。
けどここじゃないなって思ったら、断っていました。
希望条件の求人を持っていない転職エージェントに登録してしまった場合は、そのまま理由を言って退会しました。
転職は最低でも2~3か月はかかる
タイミングにもよりますが、最短で2か月はかかります。
時間に余裕があるのであれば、もう少し余裕を持たせてスケジュールを組みましょう。
本当に希望の職場に転職できるのか?
タイミングによりますが、妥協せずに「絶対この希望を通す」と決断すれば転職できます。
妥協して転職してしまうと、「ひとまずここで頑張るか」と気持ちが緩んでしまいます。
いつまでも転職し続けているのも、キャリア的によくありません。
あなた自身が納得できる希望条件と合わせて
「いつまでに決めるか」
「決められなかったらどうするか」
この2つも合わせて決めておくと転職活動しやすくなります。
ちなみに保育士の転職活動に必要な転職エージェントや私自身の体験談なども紹介しています。
気になる方はぜひのぞいてみてくださいね。リンクはこちら→保育士転職に強い転職サイト・転職エージェントおすすめ3選
年度途中の転職で気を付けること
年度途中に転職すると、必ず言われることがあります。
どうして年度途中で退職したのか?
これはどこの保育園を面接しても必ず聞かれました。
年度途中に辞める保育士はなかなかいないからです。
ただそこまで焦らなくて大丈夫です。
こういう退職理由を伝えると割と納得してもらえます。
- 結婚をして、実家の近くに引っ越してきた
- 婚活や育児に専念したくて転職を決意した
- 家族が体調を崩し、サポートが必要になった
- 家族の転勤が決まったので転職をした
どうして退職に至ったのか、詳しく説明できるとなおいいですよ。
よかったらこちら参考にしてください。
退職代行で辞めてもいいけど、デメリットあるから注意
もう今の職場に行きたくない、園長や上司と顔を見たくない…
でも退職の手続きは保育園に行かないと…
こんな風に悩んでいる方に退職代行は有効ですが、デメリットもあります。
- 退職代行で辞めた後、書類の送付に時間がかかる
- 退職代行後に園から連絡が来る
- 有料だし割と高い
- 有休の消化や賃金の交渉・請求ができない可能性ある
- 職場が利用を禁止している可能性がある
これらのデメリットを許容できるのであれば、退職代行はかなり強力なツールです。
ゲームで言うなら起死回生の一撃です。薬なら劇薬レベル。
おすすめは【退職代行ガーディアン】
体験談をまとめたので、気になる方はこちらを読んでみてください。詳しくはこちら。退職代行ガーディアンの メリットや体験談を紹介!労働組合法人が安全って本当?
即日で対応してくれますので、手早く退職したい方は、ぜひ相談してみてください。
年度途中の転職を成功させるには?
年度途中の転職を成功させるなら、誰よりも早く行動しましょう。
どのタイミングで応募するかにもよりますが、年度途中の求人は年度末の求人よりも少ないです。
転職エージェントも、ない求人を生み出すことは出来ません。
求人が出るタイミングを上手に把握し、転職活動をしていく必要があります。
今すぐ登録して自分の希望する転職先を見つけていきましょう。
年度途中で辞めるのはかなり勇気がいるけど、転職先があれば乗り切れる
年度途中で辞めるのはかなり勇気がいります。
私もかなり悩みました。
でも行動してよかったと心から思っています。
あなたにも、人生を見つめ直すきっかけにしてほしいです。
- 本当に自分がやりたい事ってなにか?
- どう働くと自分は楽しいと感じるのか?
- どんな人と一緒に働きたいのか?
時間がなくて忙しくて考えられるヒマもないかもしれないけど、ぜひ考えてほしいです。
あなたがここで頑張ってみようと思える保育園を見つけられることを願っています。
一緒に人生を良くしていきましょう。